「……何で璃子がそんな顔してんの?」


「…だって、寂しいに決まってる……!!
こんな大きい家に1人ぼっちなんて……」


「全然前よりずっと良い生活だよ……

それに俺、この高校入って本当に良かったよ」


「……何でいきなり高校っ?」

と璃子が泣き笑いしながら聞くと


「…………いや?
……て悪いっ!服もびしょ濡れだったな。

風呂入ってく?」