「あれ?水木くんまだいたんだ?」

「そんなのよ。水木、閉店後にコンクールに出すケーキの研究してんの。」


へぇー!コンクールとかなんか凄い!
と璃子が言うと恭子は呆れ顔で

「水木の事はいいのよ。
それより、三浦くんとはどうなのよ?
この夏のご予定は?」

と聞いてきた


うっ……

痛いところを指された、という顔をすると
まさか、あんた……と恭子に詰め寄られ全て話した