それには訳があった

終業式の放課後、廊下で待っている恭子の元へ行くとノムに用があると言ったので
適当に弓道部の部室に付いていったのだ


そして恭子はノムを見つけ
何やら2人で話していたのでぷらーっと
その辺を歩く

今思えばそれが失敗だった

三浦南朋とマネージャーの真由が2人で椅子に腰掛けながら何だか仲良さげに話しているのを
見てしまったのだ

2人にそんな気がないとは思っていても
やっぱり少し胸がチクッとしてしまい……


「……はぁー。めんどくさい。」