「唯、あった?」 受験した高校に来ていた私達は、ホワイトボードにはってある、合格通知を知らせるホワイトボードを見ていたんだ。 「あった!!あそこ!!」 筑紫ちゃんが指を指す先には筑紫ちゃんの番号が書いてあった。 私はすごく喜んだ。 「まだ喜ぶのは早いよ? 唯はあった?」 「まだ見つけてない」 私はメモ帳にそう書いた。