どうして君が死ななきゃなんないのって考えて
でも答えはなくって
震えて
泣いて
わめいて
叫んで
「…………はぁ」
零れ落ちていた涙をふいた。
立って、キッチンの前に行く。
君のいたキッチンに僕は居る。
「……チャーハン……」
君のマネをして作る。
上手くできなくても、それでいい。
量は二人前。
君と食べるよ。
チャーハンを作る。
僕だって、独り暮らししてたんだ。
作れる。
作り終わったチャーハンをリビングに持っていく。
君の写真を置く。
「いただきます」
やっぱり
不味かった。
君のが
おいしく作れるよね。