日曜日。
僕はいつもより遅めに起きる。
君はそんな僕に
起きるの遅いよ、
1日を無駄にしてるよ、
まったく、しょうがないな、
と小言を言う。
僕はそれを笑って受け流す。
君はもっと怒った。
そんな君が好きだよなんて言ったら
パンチされてしまうので、心の内に秘めた。
もう12時になってしまう。
君はお昼ご飯を作っている。
僕の朝ごはんはリビングに置きっぱなしだ。
「お昼何?」
「チャーハンだよ。好きでしょ」
「うん、好き」
トントンと何かを切ってる音だけが響く。
この音、好き。
僕がソファに寝っころがる。
君は少し、呆れた顔をした。
だって、眠い。
「いっぱい食べる?」
「ん。食べるー」
「たまには手伝ってよね」
「眠いから今度ね」
「それ、この間の日曜日も言っていたよ」
「ゴメン」
「しょうがないなー、まったく~」
君はそう言って、また、チャーハンを作り出す。
僕は君の横顔が大好きだ。
出来れば、手伝わないで
ここで
じーっと見ていたい。
ずっと。
ずっと。