先生の名は、「小田切航(おだぎりこう)」



私が高3になったとき、入ってきた先生。




私は、始業式で見た先生の笑顔に心を奪われた。




「保健の先生になりました、小田切です。」



本気で好きな人ができたことのない私が、初めてしっかりとした恋をした時だった。






でも、所詮この恋は叶うはずがない。




生徒と先生。




禁断の恋なのだから……