「じゃあ…なっ…んで、言わなっ…かったの…?」 「うーん。何でだろ?」 少し考えてから先生は言った。 「片桐さんさ、俺のこと好きだよね?」 「はっ??」 そんな事まで気づかれてたの!? 「そのぶつかりが可愛くてさ。でも、俺はそれには答えられない。結婚したしな。」 そう言って、指輪を見る先生。 「片桐さんには、幸せになってもらいたい。こんな俺を好きになってくれてありがとう。もっともっといい人見つけて。頑張れ。」