……こんな私が、告白されるなんてありえないよ。


きっとこれは夢だ。


あんなにカッコいい人が私を好きだなんて、そんなこと、あるはずないもん……!


私は、走りながら必死に自分に言い聞かせた。




うん、きっと夢。

明日になったらきっと全部なかったことになってるはず。



そうに決まってる……!




……と、思っていたのに。