恋は井戸から

「マリー!なんてことを...!」

「はははは!!ざまあみなさい!」

鼻の穴を膨らませ高笑いする妹さんは、その場を逃げるように去って行った。

憎たらしい不細工妹。
何度もこんな嫌がらせを受け、リディの怒りは最絶頂。
しかし、彼女は文句ひとつこぼさない。
丁寧に床に散らばった水を雑巾で拭いていった。