「男の子‥。」 「背高くて、茶髪がかってる…高校生の男の子です!」 少しの間、看護師さんは考えている。 私はただドキドキしながら返事をまつだけ‥。 お願い… あれは夢だけでいて‥。 「…そこの‥。302号室に行けば分かると思うわ。」 302号室…。 私はお礼を言うのも忘れ、そのまま走った。 なんどか他の看護師さんに注意されたがそんなことは気にしない。