「なっなな何すんのよっ!」 後ろを向きながら手を顔で覆う。 「何って、キス。」 何も動じない態度。 何で?!なんとも思ってないわけ? 颯がよく分からない‥ 「は、恥ずかしくないの‥?」 ゆっくりと前に向き直り、颯の顔をジッと見る。 するとキョトンとした顔をして淡々と話し始める。 「は?恥ずかしいに決まってんじゃん。 でも、好きなヤツとしたんだからそれ以上に嬉しい。」