「やばい!遅刻する!」 慌てて布団から飛び起きた僕。 夢だとわかっているのに、 脳には鮮明に白いワンピースの少女の姿が浮かぶ。 「....あー、もう....」 寝癖で乱れた髪をわしゃわしゃ掻き立てる。 「....君は誰だ?」 本当は解っていたのかもしれない。 そんな少女を思いながら僕は支度を整えた。