「俺も好き。」 小さい声だったけど聞こえたよ 誰も居ない屋上 静か過ぎて 心臓の音も聞こえそうだもん 真っ赤にして 屋上から出て行こうとする彼に 私もちゃんと言葉で言いたい! 「境君!」 顔はこっち見てくれないけど 足は止めてくれた 深呼吸してから どきどき煩い心臓に手を押さえて 「私も好き!」 短い言葉だけど 言うのにこんなにも勇気がいるんだね