嬉しくて 何も言えなかった




たまたま あの時 境君が筆箱忘れて来て 隣の席の私が貸してあげた




”書きやすい”って言ってくれたから あげたんだ





それを ずっと使っててくれたんだ
嬉しい




私の手に シャーペンを乗せ 





「しょうがねーから やる!」





少し顔を赤くして 視線を反らした






すごく嬉しかった