「3位5組!紙を見せて下さい。これは何と”好きな人を連れて来る!”だ~!」 皆が騒ぎ出した ”きゃーーー!””オーーー!” 胸が痛い 私が彼女だから 安心して良いはずなのに なぜか 嫌な予感がする 「さ~ 境君。告白の返事は?」 皆が興味津々で聞いてる 私だけ 暗闇に落されたみたいだ 「返事は彼女だけにします。」 皆のブーイングを受けながらも 木村さんと楽しそうに喋ってるのを見て 皆は ”上手く行きそうだね”って言った もう見る事が出来なかった 一人校舎に向かって歩き出す