初恋   ~友達から恋人へ~

前から木村さんが歩いて来る



私を見てにやりと笑う
不気味だ




私が境君の彼女だって知ってる




「井川さん。私 潤哉君 貰います。」




「アンタ何言ってるの!」




隣に居た優子が怒鳴った
私は 優子を押さえ 彼女を見た




「選ぶのは 境君だから。」



私は何でこんなに冷静なんだろう
自分でもビックリする




「さくら!」




「そうですね。じゃ~ 時間の問題ですね。元カノさん。」




ムカつくけど 言い返せなかった
多分 そうなる気がして