「あ..なんか皆と同じように喋ってみたくて...その...変かしら?」
桜子....
「ううん、むしろ親近感わいちゃったよ」
「良かった....」
しばらく沈黙が流れた。
どーしようかな....
「その、お嬢さま語はお母さんに使えって言われてたの?」
「あっえっと...あのね、内緒よ?誰にも」
「分かってるよっ」
そして私は信じられない事実を知ってしまった。
桜子は悪魔の子って言われていたらしい。
毎日、毎日そう呼ばれ、乱れた言葉を使うと殴られた。
テレビも漫画も小説も友達も駄目駄目...
桜子は耐えられなくなってしまった。
そして桜子は両親を殺して井戸に捨てた....
「そうだったんだ...」
「同情はいやよ...」

