「トオル君…水口君が…」


「えっ?」


「よう…天馬に小倉」


トオルは思わず逃げ出そうとしたが、桜子が腕をがっちりと掴んでいる。


「守って下さるんですよね…?」


「僕は…やっぱり…」


「守れないって言うのね…?ふふ…期待なんてしていないんだもの」


「え?」

スパッ

熱い…首元が熱い…
火傷しそうだ…
何が起こったんだ?

夢だよな…
夢…………


夢なら覚めろ………


ドサッ