「よーし!これで完成っと!」
それから約40分後。
無事マフィンが完成!!!
一つだけ食べてみると、まあまあの出来でよかった。
“ピーンポーン”
と、その時。
急にチャイムが鳴った。
「へっ!?もうそんな時間?!」
やばいやばい!!!吉田くんが来ちゃった!!!
あたしは、急いでエプロンを外し大きめな帽子をかぶると玄関へ向かった。
「はぁーい」
がちゃっとドアを開けると、そこには私服の吉田くんが。
「よ、吉田くん!!上がって上がって!」
「お邪魔します…」
吉田くんはそう言うと、あたしの格好をみて首をかしげた。

