着替え終わると、あたしはキッチンへと向かった。 …気にしちゃダメだよね…! 帽子とかで隠せばなんとかなるはずだし! 「マフィンでも作ろうかなー。…材料あったっけ」 吉田くんが来る時間までまだまだあるけど、この姿じゃさすがにどこも行けない。 戸棚を調べ材料をかき集める。 「おぉ!あった!奇跡!!!」 マフィンの材料は、奇跡的にすべてあった。 …よーし!頑張ろ!!! そう意気込んで、あたしはマフィン作りを始めた。