「ん……」



重たい瞼を頑張って上にあげて、少しだけ目を開くと見慣れない天井が視界に入ってきた。



ここ、どこだろう…。


背中に感じるふわふわとした感触から、ベッドの上ということがわかる。



あたし…李恋ちゃんに閉じ込められて、真っ暗で雷が怖くて…意識失ったんだっけ。



でも、その後どうしたんだろ…。



意識を失ってからの記憶がない。


だから、自分がどうしてここで寝ているのかもわからない。



ここ、天国だったりして。


あれ、あたし死んだの…?