吉田くんと、最後まで……。
考えたくないよ…。
あたしと付き合ってたんじゃなかったの?
「ていうか、なんだっけあんたの名前。花だっけ?まあなんでもいいや。とりあえずいつまでも彼女面すんのやめてくれない?もう爽汰は私の彼氏なんだから」
「嘘だ・・・」
信じられない……。
李恋ちゃんと吉田くんが付き合ってるなんて、信じたくないよ…!
「あー、もう。ほんとめんどくさい。あんたは目障りって言ってんの」
あたし、どうすればいいんだろう。
「……あ、私もう爽汰待たせてるから行くね。」
李恋ちゃんは、嬉しそうにそう言うと資料室を出て行った。