「おー!そんなことがあったのか…。凄い進歩じゃん!良かったね、花!」



「えへへ、うん!あたし、彼女だって思ってていいのかなぁ…」



「少なくとも吉田の野郎はそう思ってるはずだよ!これからも頑張れ!」



そう言って、あたしの頭を優しく撫でてくれる杏里。



「うー、杏里大好き!」



あたしは、ガバッと杏里に抱きついた。


「私も花のことが大好きよ!」


杏里も抱きしめ返してくれる。


杏里めっちゃいい匂い…。


「うわー、レズだー。えんがちょー」


あたしと杏里が抱き合っていると、隣から声がした。