「おはよー!」 いつも通り、学校に登校する。 教室に着き、席に座ると前の席の杏里が元気に挨拶してくれた。 「おはよ!」 「ん、あれ?何かご機嫌だね?」 「うへへ…聞いてくれますか」 杏里は、あたしの幼馴染。 可愛くて、スタイルもよくて、あたしのお姉ちゃん的存在。 あたしと吉田くんの関係も知っている。 「なになに?」 杏里が目を輝かせて聞いてくる。 あたしは、弾んだ声で昨日あった出来事を全部杏里に話した。