時は、止まることを知らずあっという間に月曜日の放課後になった。



学校にいる生徒たちも数少なくなってきたころ、あたしは廊下を全力で走っていた。




今日に限って委員会あるんだから…っ!


ありえないっ…!



向かっている場所は、吉田くんの教室。



この時あたしは、吉田くんが待ってくれてるわけがないと思っていた。



彼女より友達優先の人だもん。
帰ろーって言われたら友達と帰るでしょ。
しかも、あたし委員会で遅れちゃったし。



そんなことを考えていると、吉田くんのクラスについた。