「行こう!?」

コトネはショウちゃんの細い腕を引っ張り、ア

パートを出た。

「何食べたい?」

コトネはショウちゃんにそう聞いた。

「なんでも…いぃ…」

かすれ声のショウちゃんはそれしか言ってくれ

ない。