祥優は返事をするとオレの腰に腕を巻いてくる

「なした?」

「…ううん…なんも…」

オレの背中に顔を埋めたまま答える祥優。

その仕草が可愛い。

「恭くん♪コーヒーここに置くね♪」

「ども」

居間からは恭介と上野の声が聞こえる。