「もー!!」

祥優のギブアップ声が響き渡る。

すると祥優は諦めてオレのところへ近づいてく

る。

「恭介は嫌な奴か?」

オレはそんな祥優に質問してみた。

「…ううん…」

あそこまで嫌がらせされてるにも関わらず首を

横に振る祥優は優しい。