恭介は看護師の襟を掴む力を強めた。
「それなんですが!!…先程運ばれてきた人の緊
急手術で!!」
「いねぇのか!!」
「はい!!すみません!!」
そこまで看護師が言うとどうしょうもない恭介
はチッ!!と舌打ちをして襟を放した。
オレはそれでもリィの手を放さず握りしめてい
た。
「それなんですが!!…先程運ばれてきた人の緊
急手術で!!」
「いねぇのか!!」
「はい!!すみません!!」
そこまで看護師が言うとどうしょうもない恭介
はチッ!!と舌打ちをして襟を放した。
オレはそれでもリィの手を放さず握りしめてい
た。


