「…」 母さんは何も言わずにうつ向いた。 「…まだ捕まってなかったんだな…」 「…ぅん…」 オレが言うと母さんはまた涙声で頷いた。 「結構…年配だった…」 「…四十の後半って話よ」 「ああ、それくらいだった」