─ダダダダダダ…!! オレが階段を駆け下りると、母さんが顔を出し てくる。 そして─ 「おはよう…今日も行くんでしょ?母さんも行 けたら行くから…」 と毎年同じように言ってくる。 でも結局、母さんは来ない。