晩飯を食い終えたリィをオレはチャリで家まで

送った。

「ねぇ、いっちゃんって高卒後の進路とか決め

てるの?」

「決めてる訳ねぇじゃん」

リィのいきなりの質問にオレは考えることなく

答えた。

「そうなんだ…」