なんでそんなに…
心配してくれるの…?
「…怖くないもん…
観覧車…乗れるようになったもんっ」
と…とにかく座ろ…っ
ほら…座ればなんてことないじゃんっ…
怖くないもんっ怖くないもんっ…
だから今回だって乗ろうとしたし…
ッ!
「ハァ…やっぱバカ」
早手があたしの隣に座って
いきなり体を抱き寄せた
「……んな目に涙溜めて
そんなこと言われても…
説得力ねーっての。バカ」
ドキンッ
早手……早手だってバカだよ…っ
言ってることは冷たそうに聞こえるけど
すっごく心配してくれてるって
分かるから…余計涙出ちゃうじゃんか…っ
「……ヒックッ……ふぇ…っ」
「よしよし…頑張ったな」
高所恐怖症のあたしは
早手の胸の中にに体を大きく包まれて
頭を優しく撫でてくれてた
「…まだ登りだから
これ25分くらい回るみたいからよ
しばらく辛いけど…我慢しろ、な?」
胸にうずくまったまま
顔だけコクンと縦に動かして
あたしも早手の大きな体に手を回した
