「…はゃ「こんのバカッ!!!」
は?
「いやいや…意味わかんないしっ!
勝手に乗ってきた挙げ句お説教ですか!?」
「てめえ何こんなモンに乗ってんだよ!
小せぇころのトラウマで乗れねーくせに!
怖いなら怖いでなんで
センパイに言わねーんだよっ!」
トクン…
早手……、あたしが観覧車乗れないの
覚えてたんだ…
小1の冬休み
あたしの家族と早手の家族で
遊園地来たときに
早手と二人で観覧車乗ったんだ…
けど冬で風もけっこう吹いてて
観覧車はだいぶ高いところに登るから
かなり風が吹いて
観覧車の中もかなり揺れてて
ガラスも風の音がすごかった
乗ってても足がゆらついてすっごく
怖い思いをした記憶がある
めっちゃ泣いちゃって
早手困らせた気がする
それからあたしは観覧車は
何がなんでも乗れなかったし
それっきり乗ってこなかった
それを早手は覚えててくれたんだ…
早手は大きなため息をついて
観覧車の椅子に座った
「…乗ってからだと遅ぇだろ…
…つか、こんなところで
密室二人とか…なんかあっても
すぐに出れねわだろうがっ!」
