beautiful love ★ 俺様boyと天然girl










劇場に入るともうすでに

当たりはだいぶ暗かった









グイッ




「ひゃっ!」




「水乃、段差あるから気を付けろな」







わっ…分かってますけど



ますけどますけどっ…





センパイ…っ顔近いっ…



手を回して体ごと包んでくれてるのは


ありがたいんだかど…っ




その分顔も近いし
センパイの香水の香りが香って
それがまた緊張しちゃうしっ…





緊張しすぎて…っ



もうっ



どうにかなりそうですうっ!!!






やっと自分の席を見つけて座った




けど…




「センパイ…」



「ん?」


ん?って言って顔を近づけてくるのも

ドキドキして直視できない…っ








「…そのっ……手っ!」






「ん?あぁ、手繋いで映画見るのも

なんかロマンチックじゃん?」








だって…だってだって…






「ダメ?」




顔をかしげてあたしを見てくるセンパイ


恥ずかしいんだけどっ、

…てかっ恋愛映画だし


確かに本当のカップルが

手を繋いだまま映画を見たら
ロマンチックなんだろうけど



あたし達は実際本物のカップルじゃないし


お互い気があるわけでもない











―――――――~♪








でもセンパイはさっきよりもっと
ぎゅーって手を握られて


手を離さないまま
上映が始まった







このままじゃ落ち着かないし
心臓…持たないよおっ……!