「それは絶対好意あるでしょ!!」
「そっそんなことないよ!!
だって奥野先輩は
お兄ちゃん的存在なだけで…」
真夏でセミがうるさい時期
あたしと優希は炎天下の中
校庭の木陰の下でご飯を食べている
昨日合った出来事
早手の手を握った事
奥野先輩に目が離せないって
言われたこと
現在優希に説明しております
「でも奥野先輩もよく言えたわね!
早手といつも帰ってるの
知っておきながらさ!
ある意味早手に恋のライバル宣言
してんのとおんなじじゃん!!」
フルーツオレを片手に
話の内容に興奮し始める優希
「恋のライバルって何よ…
早手はただ家が隣なだけだし
だから一緒に帰ってるわけでっ…」
別に隣じゃなかったら
一緒に帰るの
奥野先輩でもよかったわけで…
でも、昨日のあたしだったら
先輩でもよかったとか
同じこと言えたのかな?
てか。。早手はあたしが
家が隣同士だから
一緒に帰ってるけど…
隣じゃなかったら
一緒に帰ることもなかったのかな…
そう考えると
胸が痛くなってくる…
なんで痛いんだろう...。
「今日これからの
部活どうなるんだろうね~
夏休みの強化合宿もあるし
早手、先輩と気まずいんじゃないかな」
強化合宿…
そうだった
バスケ部は泊まり込みで
山に登って体力向上のために
合宿練習があるんだった…
「…あたしも先輩と気まずいじゃん
結構酷い断り方したし…」
「まあ、奥野先輩だったら
意外とあっさりしてそうな気がする」
まあ、先輩の性格上
前向きだから昨日のことも
気にしてないかもしれないけど
「あぁぁっ!あっつーい!!」
優希はタオルを頭に乗せて
太陽を遮っていた
