「ただいまあっ!!」
「おかえりー遅かったじゃなーい
ご飯は~??」
「いらないっ疲れたから
お風呂入って寝るねっ!!」
リビングに行ったら
お姉ちゃんがソファーに
寝転がってテレビを見ていた
それを横切って
二階に上がっていった
かばんを乱暴に置き
制服のリボンを取ってから
カッタ―のボタンを2,3個
はずして自分のベッドにダイブした
「はあ~っ!つっかれたあっ!」
隣の部屋を見ると
電気がついていて
部屋に誰かいることが分かる
なんでさっき
早手の手握っちゃったんだろう…
自分でも理解できなかった
無意識のうちに早手の手を
握っていた
そのあとに強く握り返してくれた
彼の手…
思いが通じたのかな?って
一瞬ドキッてしちゃったけど
それは幼なじみとしてだよね?
「昔とは違うんです」
そう言った早手の顔は真剣で
すごくかっこよく見えちゃった
…宗太の好きな人の
話したとき以来
早手にずっとドキドキしてる…
早手の言葉一つ一つに
胸が熱くなる
先輩が放課後送ってくれるって
言ってくれた時
早手と2人でもう帰れなくなるのかって
思うと嫌でしょうがなかった
このまえからずっと
早手のことばっかり…
なんなんだろう…
「…風呂入るかあ」
