センパイ。俺にケンカ売ってんすか。。。
俺がいることを分かって
コイツから目が離せないとか
言ってるんですか…?
…ん?
俺は左小指から
なにか触れる感触がした
「奥野先輩、心配してくれて
ありがとうございます
でも、あたし昔より
強くなったと思えるんです
それに、帰りは暗くなっても
いつも早手と帰ってます
だから、全然安全だから
大丈夫です」
ドキ…
俺の左小指をギュッと握りながら
断っている水乃
その握り方…反則だろ
「でも、お前ら仲悪いんだろ?
小さい時ずっとケンカしてたじゃんよ?
家が隣だからって別に
一緒に帰ってこなくったって
いいんじゃないのか?」
暗闇の中
いつもより強く
水乃の手を握っている俺
先輩は気づいていない
「昔とは違うんすよ。奥野先輩」
俺はセンパイを見て強く答えた
