5、6時間目のHR
一年の校舎はみんな文化祭の準備で
にぎやかな中
俺は自分の文化祭用の上着をこいつにかけて
人通りのない廊下にきた
「もうっ!離してっ!!
どこまで行く気!?」
しびれをきらしたのか
水乃は掴んでる手をふりほどいた
「お前…それ禁止だろ…」
学年一可愛い女が
こんなフリフリの服着てるのに
男が黙ってるわけない
ある意味男のいいオカズじゃん
「早手には関係ないじゃん…」
小さい声で呟き
いっこうに俺の顔を見ようとしない
「俺がこんなんで喜ぶとでも思った?」
「早手に喜んでほしいからって
こんなん着てるわけないし!
てか…早手に見てもらいたいなんて
思ってませんから」
なんだコイツ…可愛くねー奴
「俺だってお前のメイド服とか
別に興味ないから、心配しなくても
木南のセーラー服の方が何倍も
色気もあるし可愛かったから
お前色気ねーもんな!」
やば、言い過ぎたか
けど、ここまで言えば
コイツもメイド服や
着たいや思わねーだろ…
「……色気ないのも
可愛くないのも
早手に言われなくても分かってる…
……そこまで言うなら…
木南さんと付き合えばいいじゃん…!」
「はっ…?」
それだけを言い残し
羽尾わさていた俺の上着をテーブルに置き
水乃は教室を出ていった
………言い過ぎたか…?
そうでも言わねーと
アイツわかんないだろ…
てか、いつもなら言い返してくるくせに
しばらく窓越しに見える
文化祭を見てたが
飽きて教室を出た
