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「ハアッ…ハアッ…ッ」
部室とは反対方向の下駄箱まで走ってきた
早手の言葉が衝撃的すぎて…
未だ頭から離れない
『好きで付き合ってるわけじゃねーし』
じゃああたしはなんのために
早手と付き合ってたの…?
女子から逃れるため?
彼女ってものがほしかっただけ?
ただ単におもしろがってただけ…?
そんなこと考えてたら
余計辛くなってきた…
「水乃ーっ!掃除お疲れーッ!!」
え…?
後ろから聞こえた声に反応し
振り返った
「…慎」
「あれ?どーした?
鞄も何も持ってねーじゃんっ?」
満面の笑みであたしに話しかけてくる
そっか…今日は慎と帰る約束だったんだ…
「あ…ごめん…鞄
まだ教室だ…取ってくるね」
「んじゃあ俺も行くっ!」
さっきの事柄を全然把握してない慎は
いつもの有り余った元気で
あたしに喋りかけてくる
今は慎と一緒だもん…
辛い顔なんか出来ないよ…
