あたしの頭を叩いてきた男
まぎれもない神埼早手…
「はやて!痛ったい!」
「はあ~?知らねーよ
お前が掃除遅いから悪いんだろ?」
「自分だって部当の時は
あたしのこと待たせてるくせにっ!」
※部当…部員当番の略★
「俺は待つの嫌いなんですけど」
「なら先に帰ればいいんじゃないっ!
待っててほしいなんて誰も一言も
言った覚えはありませーん!!」
「はあっ!?お前なあっ!」
「なによアホ早手っ!!!」
っだぁ~~~!!!!!
せっかく真澄と部活終わり
まったりお話してたのにっ
早手に会った途端
イライラしか感情が
芽生えて来ないんですがっ!!
「まあまあお二人。落ち着けって★」
なだめるように
間にいた真澄が
あたしと早手の頭を撫でてきた
「お前ら本当よく喧嘩するよな~
そんなに喧嘩して
カップルでよくいられるな 笑」
「触んな。
別に好きで付き合ってるわけじゃねーし
何もかもこいつが悪い」
え……?
なに…それ
「お前それ…どーいう意味だよ!?」
「てか俺が待つの嫌いって知ってるだろ?
知ってんなら
真澄とだらだら喋ってねーで
早く俺んとこ来いよなっ!
何年一緒にいると思ってんだよ」
あたしがすべて悪い?
バンッ!!!
「ッテェ!!!」
勢いあまって正面にいた早手をつきとばした
思いのほかふっとんだので
想像以上だったけど
まあ今はそんなの
っどーでもいい
「ああそーですか
全てあたしが悪いんですか
そーですかそーですか」
「お前…」
好きじゃないなら…期待させないでよ…
「もういい!!
バカ早手っ!だいっきらいっ!」
「みずっ…!」
衝撃的すぎて
逃げてしまった自分って…なさけないよね
辛すぎて思わず走った
