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「お疲れ様でしたー!」
時間は刻々と過ぎて
8時に部活が終わった
のはいいんだけど…
「水乃!下駄箱で待ってるからなっ!」
「あっ…えと…」
慎が笑顔で体育館を後にした
てか…あたし…
一緒に帰るなんて言ってないよーっ??
「あれ?水乃、
今日は慎と帰るの?
じゃあ俺今日は優希と帰るわっ」
「あ…真澄、お疲れ様
というか、え…と
帰るとは言ってないんだけどね
なんか押されて倒されたみたいな…
あははは…」
今日の部員当番の真澄は
モップを持ってあたしのところに来た
「てか、水乃に確認したいんだけど…」
「え?」
真澄が急に深刻な顔になって
あたしに耳打ちをした
「…慎とキスしたって本当?」
…え?
ええええええっ!?
「なっ…!」
何で知ってるのっ!?
さては優希が真澄に
バラしちゃったのっ!?
「ごめんってっ
てか優希と早手が喋ってるのを
こそっと俺が勝手に聞いたって感じだから
あいつの事攻めないでやって?
でもマジでお前んとこ
上手くいってんのか?」
「うまくって…
この前4人で一緒に勉強会したじゃん?
うまくいってなかったら
勉強会なんかしないよ?」
しばらくモップがけを行い
窓を閉めたあと
体育館を施錠した
「まあ…それはそうだろうけど
なんかアイツ木南とばっか
喋ってる気がして
お前、辛い思い
してんじゃねーのかなって…」
あ・・・
そっか
真澄はあたしのこと心配してくれてるんだ
「水乃はさ、強がりなとこあるくせに
寂しがり屋なんだからよ
辛いなら辛いってきっぱり言えよ?」
そう言うと真澄はあたしの頭を撫でてくれた
「ありがとね。真澄」
真澄は中学の時からそう
あたしが考え事をしてたら
すぐに相談乗るよって言ってくれる
早手に相談できないこと
優希にも相談できないこととかが
あったら真澄はすぐに
助け船を出してくれる
男友達の中で誰よりも信頼できる
あたしの大事な友達
「真澄もね、何かあったら
すぐに相談乗るよ♪」
「え?俺?
俺は悩まないから大丈夫★」
「優希のことでも~?」
「おまっ…それは禁句…」
優希と真澄の恋も
早く実ればいいのにな…
バンッ!
「ったあ!…ッなにすんのよ!」
真澄と部室まで歩いてきたら
後ろから頭を叩かれた
「おう、早手、お疲れ~
お前まだ残ってたんだ?」
「あったりめーだろ」
