「…てか
何で宗太と補習うけてんの?」
あたしと早手は
暗い夜道を二人で帰っていた
「…だってさ…頭悪いし
解の方式とか分かんないし…」
「宗太と一緒に補習受けるとか
俺聞いてなかったし」
今日の早手は子供みたいに
素直すぎて調子狂うんだけど
「…言う必要なんかないかと…」
「一言くらい言えよ
しかもまた慎と一緒とか
まじであり得ねーんだけど」
「…だって
まさか慎がいたなんか
思ってなかったもん」
あたしだって
慎がいるって知ってたら
行くの控えてたし
しかもまさか木南さんまで
いるなんて思ってなかったし
「…なあ、ずっと宗太と補習行くわけ?」
「うん、だって分かんないんだもん
中学の頃から数学は苦手だったし
高校も覚悟してたけど
こんなにも点数悪くなるなんて
思ってなかったから
逆にショックと言いますか…」
この前のテスト
赤点ギリギリだったし
このままじゃ進級も
やばいかもだし
なにより数学の順位が
クラスで下から数えた方が早いし…
「お前、明日から補習行くな」
( ゜゜)
……へ?
