beautiful love ★ 俺様boyと天然girl








今までに感じたことないくらい
強く抱き締められている








やだっ…こんな近かったら


ドキドキ伝わっちゃうじゃんっ…









もしかして慎とさっき
一緒にいたから…怒ってるの…?




花火大会のことも…



ちゃんと謝れてなかったし…








……浮気女…あたしのこと


そう思ってるんだよね…今も











「………いっ…ッ…」












「………え?」











あたしの小さな声は早手には届かず
聞き返されてしまった















抱き締める力を緩め








あたしの顔を覗き混んできた











「…ッ…ごめんっなさいッ………ヒック

このまえっ……慎と……ッ…キスしてっ」












謝る機会がなさすぎて



遅すぎて呆れられるかもしれないけどっ







けど…どうしても

早手にだけは…誤解されたくない…っ














「…慎とはなにもないのっ…




…綿アメも買ってくれたけど
それはただの幼なじみとして……



…抱きついてきたりするのも
幼なじみとして…あしらってるだけだよ…





たぶん…このまえのキスも…

ただの出来心って奴だとおもうし…



ほんとにっ…慎とはなにもないのっ…









お願いだから…信じて……ッ」















このまえのキスは事故だよ…絶対


好意なんかじゃないっ!



















「……出来心だったら



余計許せねーんだけど…」











「え…?」















ドキンッ











早手があたしの涙を手で拭ってくれる





それでも止まらない涙




早手にされると…余計だよ…

















「…ごめん…俺も…色々…


…余裕なくて…」









目を剃らせない


泣いてる顔見られるの嫌なのに


早手の目から
剃らすことが出来ない…












「花火の時…ごめんな


せっかく付き合って初めての夏休みだったのに






あのあと…探し回ってくれたんだろ?


馴れない下駄履いて…




ごめんな…?







辛い思いばっかさせて……」















早手と素敵な思い出作りたかっただけ



ただそれだけなことなのに





「ううん…」














「…けど……ムカつく…」










トクン



あたしの耳元で息をかけながら
彼は口を開いた







…ムカつくって…







やっぱり…










「…怒ってる…の?」





早手に全体重を預けて
あたしも大きな体に手を回した









「……他の男見んな」





トクンッ…










「…見てないよ…?」

















こんなに早手と近づいたの
合宿以来かな……






「…忘れろよ…」











へ…?



「…なに…を?」






抱き締める力はさらに強くなるし
声は怒ってるし











「慎とのキス…忘れろ」





ドキン…









え…忘れろって





早手………気にしてないって思ってたのに












…妬いてるのかな…?







「…なんで…急に?」













あの夜のキス以来
関係ギクシャクしてたから



もう自然消滅みたいに
なるって思ってたのに…今の今で

なんでこんなこと…







グイッ






「…!?」






目を合わすのが恐く

ずっと下を向いてたら



顔を無理矢理挙げられた







「俺が嫌だから、


お前のココは、俺のなんだよ」









トクン…






ココって言うと同時に


早手の親指が
あたしの唇に押し当てられた














トクン…トクン…









早手……男の子の顔してる…



怒ってるけどやんちゃな
子供っぽい怒り方











「…ン…」







親指からまた早手の顔が近づいてきてきて



再び唇を重ねた