「お前なあ、自分は誰のもんだって
わかってんの?お前は俺の彼女だろうよ」
水乃の顔を持ち上げ、目線を合わせた
「あたしは誰のものでもないもんっ
早手の言うこと聞く意味が分かんない!
彼女になったからって
彼氏の言うことなんでも
聞くとおもったら大間違いだかんね!
とにかくあたしは接客班やめないから!
早手は口出ししないでっ」
自分の言いたいことだけ
放って部室のドアを開けっぱなしにして
出ていった
「…あのバカ」
俺ってそんなに独占欲ひどいわけ?
他のカップルは
こういうこと許してんの?
そんなの許したら
彼氏やってる意味なくね?
そう思うのてやっぱ俺だけなのか
「思い通りにならねー女…」
「悪かったわね!!!」
うわっ!
閉めてなかったドアの向こうから
水乃が扉を強く叩いて
再び顔をだした
「神崎くん部活25分遅刻
罰として校庭10周してきてください!」
「はあっ!?お前のせいで
遅刻しちまったんだろうがっ!」
「ほー。マネージャーに口答えですか
わかりました。校庭プラス5周追加」
「お前…彼氏によくそんなこと言えるなあ…」
「部活中はプライベート厳禁です
神崎くんは彼氏じゃなく、一選手です!
早く校庭走ってきな!
5時半までに体育館戻ってこなかったら
さらにプラス3周追加!(#`皿´)
じゃあ、あたしは部活に戻ります」
最近コイツ
鬼マネージャーになってきてんだけど
しかも俺限定に…
なんか…
コイツが主導権握って
余裕ぶってんのがムカつく…
「おい」
「もう!なにょっ…ッ!?」
だから余計いじめてやりたくなる
「…ッ…ンッ…」
喋るとはったりしか言わない
こいつの口を俺は強く塞いだ
私生活では俺のもんなのに
部活になるとみんなのもんになるのが
まじムカつく
俺の事を
たくさんいるなかの部員の一人としか
見てないのが気にくわない
「………ン……バカ…」
ちょっとキスしただけなのに
未だに耳まで赤くなるの…可愛すぎだろ
いい加減…慣れろよな
キスごときでここまで赤くなられたら
それ以上のこと
これからできなくなるじゃんよ…
「もっと充電させろ」
「はっ!?バッ……バカじゃないのっ!?」
顔真っ赤でほんなこと言われても
説得力ねーっての
自分の口元に手をあてたまま
部室を出ていった
にしても…アイツいつキスしても、
やらけーな…
女ってあんなにも柔らけー生き物なのか?
「あーやべ…
もっとすればよかった…」
とんりゃ…外周すっか…
