beautiful love ★ 俺様boyと天然girl








コンコン






「どーぞー!」










部室の扉を叩く音がして


すかさず達也兄が返事をした













「…お邪魔します

なかなか来ないから
様子見にきたんだけど…大丈夫?」






ドアの隙間から


部屋の様子を伺ってくる水乃が
顔を覗かせた








「何もないよー

今から行こうとしてたところっ


ほら、行くぞー!」










達也兄は水乃の頭をくしゃくしゃに
して部室を出ていった















「…もう、今日二回目…泣」





頭を抱えながら

髪の毛を整えていた






二回目って俺が教室を出る前に

くしゃくしゃにしたからか?










そんなことより…









「水乃」









俺が低い声で呼ぶと

こちらに向いて
部室の中に入ってきた









「ヒャッ!」








体を抱き上げて


テーブルの上に座らせた





確かにこいつ軽くなった気がする

こんな簡単に抱き上げれてたっけ?











「なっ…に?」










俺と同じ目線になったこいつは

なにか怯えているのか



目をあわそうとしない













「お前……、なんで接客班に入った?」











その話を出した途端


バレたかのごとく
水乃の顔色が変わった







「いや…クラスの子から
絶対接客したら…お客さん

たくさん来るって推薦されまして」




「推薦されたとしても

普通OKだすか?」











こいつが接客やってるなんか

宣伝したら



他のクラスの男が
こいつ目当てに来るに違いない



ましてや…先輩にまで

可愛いって教室まで
見に来るくらいなのに








「やめろ!まじでお前は

調理班に変更してもらえ!」








「はっ!?急に…

そんなこと言われたって無理だって


早手は寝てたから知らないかもだけど



もう全部役割分担決まっちゃったんだよ」







「……」













あり得ねー…








……俺、まじで耐えられねー










「勝手に決めてんなよ」







俺の許可なしで



他の男の相手だあ?ふざけんなよっ!!









「…あと…接客班の女子は


メイド服着るみたいなんだ…」













は…?









はぁぁぁぁぁぁぁぁぁおぁぁぁぁぁぁっ!?














「絶対許さねーっ!!!


そんな服着るくらいなら
当日休め!!てか参加すんなっ!!!」








「いやいやっ!そんなこと
言われてもっ…」







やべえ…まじでムカついてきた






しかもコイツもなんだよ…

嫌そうじゃないのがムカつく











「当日、バックレようぜ。二人で」





「やだっ!楽しみにしてるもんっ!」






「お前…俺の言うこと聞けないわけ?」








「なんで早手の言うこと

聞かないといけないのよっ!」











カッチーン











頭きた