「じゃあ、メニューから決めていきます
何作りたいですかー?」
「クレープ!」「絶対抹茶パフェ!」
「フライドポテトとかいいんじゃね?」
正直文化祭とかどうでもいいんだけど
俺にはあんま関係ねーし
眠いし寝よかな
「こら!早手!寝ちゃダメよ!」
「痛ぇ!」
俺が寝ようとしてんのに
頭叩いて阻止してきた女
木南とかいう後ろの席の奴
「早手!寝ちゃだめだよ!
みんなで意見出し合っているんだから!
てか!なんかわくわくするねっ!
早手は何をメニューにしたい~?」
最近まじでこの女が苦手なんだけど
授業中も休み時間も
何も関係なく俺にちょっかい
出してきやがる
「てか、無視ッ!?
ねえ早手!?聞いてる??」
あーまじでうぜえ。
こいつの話は無視して、
ずっと頭を机につけていた
「てことで
メニューはクレープと
パフェと、アイスクリームと
フライドポテトと、ポップコーン
後は調理版で
どんなメニューにするか決めるんでいいかな
今度は調理班、接客班
呼び込み班の班分けをします」
なんか、文化祭文化祭って
みんな盛り上がってるけど
そんなに楽しいわけでもない気するけどな
「まずは接客班から決めようか
接客して接待したい人挙手してください」
「はーい!」
「福井さん、塩谷さん
赤谷さん、吉池さん、あと、他には~?」
「おい、早手起きろよ」
「…んだよ。お前もかよ」
いい感じに寝れそうになっていたところを
今度は真澄に起こされてしまった
「なんだよじゃねーって
お前はどこのポジションに行くわけ?」
「は?ポジションって?」
「今決めてる文化祭の役割だよ!
強制参加だから
絶対何かの役割にはならないと
いけねーみたいだぞ」
俺、まじでこういうの苦手なんだけど…
「お前と同じ役でいいよ」
「なら呼び込み班で入れとくぞ」
呼び込みとか接客とか
調理は絶対死んでもいや!
てか…寝る
「あー早手!寝ちゃだめ!!」
後ろから聞こえる
いらつく女の声を無視して
俺は眠りについた
