それからも、二人でくだらない話をしながらアイスを食べて、もう少しだけお店を見て回った。
楽しい時間はあっという間で、気づけば時間は十九時を過ぎていた。
朝からずっと一緒にいたはずなのに、もうこんな時間。
外もすっかり暗くなり、私たちはそのまま家へ帰ることにした。
帰りの電車に乗って、いつもの駅に着く。
そこからは、何度も二人で歩いてきた帰り道。
動物園に行って。
オムライスを食べて。
一緒に買い物して。
アイスを食べて。
何かすごいことをしたわけじゃない。
それでも今日は、全部がいつもより楽しかった。
家の近くまで来たところで、私は隣を歩く早手を見る。
「早手」
「ん?」
「今日、楽しかった」
「そ」
「……それだけ?」
「何て言えばいいんだよ」
「早手も楽しかったとか!」
「楽しくなかったら、こんな時間までいねぇだろ」
「……そっか」
早手らしい返事に、自然と笑ってしまう。
「今日はありがとね」
そう言うと、早手は少しだけこっちを見た。
「俺も、お前とずっと一緒にいれてよかったよ」
「…………」
また。
早手はこういうことを、何でもないみたいに言う。
「……なに」
「ううん」
「じゃあ何で見てんの」
「早手が珍しいこと言うから」
「は?」
「なんでもないっ」
嬉しくなって、少しだけ早足になる。
早手には見えないように前を向いたけど。
たぶん今、私。
すごくニヤけてる。
家の前まで来ると、私たちはそれぞれの家の前で足を止めた。
「じゃあな」
「うん。おやすみ、早手」
「おやすみ」
たった数歩離れて、それぞれの家へ帰る。
初めてのデート。
昨日はどうしたらいいのか分からなくて、優希に電話するくらい緊張していたのに。
終わってみれば、いつもの早手といつもの私だった。
でも。
いつもより、ずっと楽しい一日だった。
楽しい時間はあっという間で、気づけば時間は十九時を過ぎていた。
朝からずっと一緒にいたはずなのに、もうこんな時間。
外もすっかり暗くなり、私たちはそのまま家へ帰ることにした。
帰りの電車に乗って、いつもの駅に着く。
そこからは、何度も二人で歩いてきた帰り道。
動物園に行って。
オムライスを食べて。
一緒に買い物して。
アイスを食べて。
何かすごいことをしたわけじゃない。
それでも今日は、全部がいつもより楽しかった。
家の近くまで来たところで、私は隣を歩く早手を見る。
「早手」
「ん?」
「今日、楽しかった」
「そ」
「……それだけ?」
「何て言えばいいんだよ」
「早手も楽しかったとか!」
「楽しくなかったら、こんな時間までいねぇだろ」
「……そっか」
早手らしい返事に、自然と笑ってしまう。
「今日はありがとね」
そう言うと、早手は少しだけこっちを見た。
「俺も、お前とずっと一緒にいれてよかったよ」
「…………」
また。
早手はこういうことを、何でもないみたいに言う。
「……なに」
「ううん」
「じゃあ何で見てんの」
「早手が珍しいこと言うから」
「は?」
「なんでもないっ」
嬉しくなって、少しだけ早足になる。
早手には見えないように前を向いたけど。
たぶん今、私。
すごくニヤけてる。
家の前まで来ると、私たちはそれぞれの家の前で足を止めた。
「じゃあな」
「うん。おやすみ、早手」
「おやすみ」
たった数歩離れて、それぞれの家へ帰る。
初めてのデート。
昨日はどうしたらいいのか分からなくて、優希に電話するくらい緊張していたのに。
終わってみれば、いつもの早手といつもの私だった。
でも。
いつもより、ずっと楽しい一日だった。
