久しぶりに来た動物園に、私は入る前から少しだけテンションが上がっていた。
園内に入ってからは、早手と並んで歩きながら、気になる動物を見つけるたびに足を止める。
そんなことを繰り返していると、少し先を歩いていた早手がふいに立ち止まった。
「あ、お前の好きなカピバラいるぞ」
「えっ、どこ!?」
早手が指差した方を見ると、何匹かのカピバラがのんびりと座っていた。
「ほんとだ! かわいい~!」
思わず早足で近づいて、柵の前からじっと眺める。
「見て早手! あの子すっごい眠そう!」
「お前も朝あんな顔してるけどな」
「してないよ!」
「してる」
「してないもん!」
振り返って睨んでも、早手は面白そうに笑っている。
「もうっ」
頬を膨らませながら、もう一度カピバラへ視線を戻した。
でも。
私がカピバラを好きなこと、早手はちゃんと覚えてたんだ。
小さい頃からずっと一緒にいるんだから、知っていて当たり前なのかもしれないけど、今日はそんな小さなことまで嬉しく感じる。
「早手、次あっち行こ!」
「はいはい」
「返事適当!」
「走んなよ」
「分かってるってば!」
それからも気になる動物を見つけては二人で立ち止まって、園内をぐるっと見て回った。
。
園内に入ってからは、早手と並んで歩きながら、気になる動物を見つけるたびに足を止める。
そんなことを繰り返していると、少し先を歩いていた早手がふいに立ち止まった。
「あ、お前の好きなカピバラいるぞ」
「えっ、どこ!?」
早手が指差した方を見ると、何匹かのカピバラがのんびりと座っていた。
「ほんとだ! かわいい~!」
思わず早足で近づいて、柵の前からじっと眺める。
「見て早手! あの子すっごい眠そう!」
「お前も朝あんな顔してるけどな」
「してないよ!」
「してる」
「してないもん!」
振り返って睨んでも、早手は面白そうに笑っている。
「もうっ」
頬を膨らませながら、もう一度カピバラへ視線を戻した。
でも。
私がカピバラを好きなこと、早手はちゃんと覚えてたんだ。
小さい頃からずっと一緒にいるんだから、知っていて当たり前なのかもしれないけど、今日はそんな小さなことまで嬉しく感じる。
「早手、次あっち行こ!」
「はいはい」
「返事適当!」
「走んなよ」
「分かってるってば!」
それからも気になる動物を見つけては二人で立ち止まって、園内をぐるっと見て回った。
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